【レビュー】和牛の初エッセイが至極の面白さと圧巻の表現力だった件

◆語彙
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  〜『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』はこんな方にオススメ〜

  • ちょっと息抜きにクスッと笑える読みやすい本を探してる
  • 水田さんの屁理屈を本でも堪能してみたい
  • 芸能人の頭の中を覗いてみたい
  • 和牛さんをこよなく愛してる
  • 話の表現力・構成力の向上にもなる一冊求ム

本屋さんでふらふらしてたら和牛さんの初エッセイ本

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』に遭遇しました。

けー
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表紙が全くそそらないけど、内容はどうなんだろうか…

期待値ストロングゼロで立ち読みしてたら

和牛さんの漫才を彷彿させる斬新な本だったので秒で購入。

 

読みすすめるとただ面白いだけの芸能人のエッセイではない、

和牛さんならではの表現も楽しめるステキな良書でした。

という訳でエッセイ本をこれまで100冊以上読んできた

ミーハーの私がしっかりレビューさせていただきます。

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』は2018年~2020年に雑誌『ダ・ヴィンチ』に掲載されたコンビエッセイをまとめた一冊。発刊にあたり書き下ろしたエッセイもあり、連載を読んでいた方でも楽しめる内容となっています。

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けー

テキストをこよなく愛してるライター歴7年のけーです。みなさまの語彙力向上のお役に立つ記事を中心にブログを運営しております。たまにQOLがたかまるアイテム・生活法も発信中。テキストでしかできない、想像の余地をたのしめるブログを追求していきます。よろしくどうぞ。
【日本語検定2級】趣味:ねこ/面白い言葉探し/ドラクエ/筋トレ・ストレッチ/清水エスパルス

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【和牛エッセイレビュー】至極の面白さと圧巻の表現力だった

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』は至極の面白さと圧巻の表現力だった

・フリとオチがしっかりある芸人さんらしい話の組み立て
・川西さんの想像力に訴えかけてくるわかりやすい表現
・水田さんお馴染みの屁理屈にまみれた話

おもしろい話〜真面目な話まで

バラエティ豊かなエッセイを楽しめる内容でした。

なんか微妙そうだなと手にとったことをこの場でお詫び申し上げます。

 

和牛さん、大好きです(情緒)。

和牛さんならではの言葉へのこだわりも見どころ

「漫才を行うにあたって無駄な言葉は1つもない」

【出展】Wikipedia
という言葉への強いこだわりは、本書でも非常に感じられました。

※小学校のころ川西さんのお友達が

イジメていたカラスに逆襲されている場面。

凄まじい鳴き声を上げたカラスが、石を投げていた友達の頭を鷲掴みしていた。

カラスやのに!鷲掴みてぇ!とツッコめていたら僕は1年目から売れて

吉本のニュースターになれる器だったのかもしれない。

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』 カラスが苦手 より抜粋

この様に表現が簡潔でわかりやすいので

面白いエピソード系の話などは特に情景が浮かびやすい。

思わず電車内でフフッと割としっかり目に笑ってしまいました。

一生の不覚。変態だというのがバレてないことを願うばかりです。

脳内再生がハッキリできる表現力の高さ

もちろん純粋に面白いエピソードも多いですが、

どんな出来ごとも面白おかしく表現できるのが和牛さんの凄さ。

※川西さんが子供のころ所属していたソフトボールチームが

女子チームに大敗しコーチからのビンタが炸裂してる場面。

あっという間に僕のところへ。

目が合った瞬間、コーチがあっ、という顔をした。

そう、試合に出たっちゃあ出たが、なにもせずに終わった僕。

勝ちにも負けにも貢献していない、この中で唯一の存在。

ここや!と思い僕は目で訴えかけた。

コーチぃ〜、堪忍してくんなはれぇ〜!球も飛んできてませんねん。

そんな僕が叩かれるやなんて、あまりに気の毒やおまへんかぁ?

ここはどうか一つ、堪忍しておくんなましぃ〜!

結果、叩かれた。

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』池島ジャガース より抜粋

とにもかくにも面白い(語彙力)。

漫才の時バリにフリとオチがある。場面も鮮明に想像できます。

前回紹介した上田さんは語彙の暴力でしたが、

和牛さんは技術の暴力で攻めてくるスタンスですね。

川西さんならではの表現力の高さは

流石としか言いようがありません。勉強になります。おおきに

読書が苦手な方でもとても読みやすい構成

一つ一つのエピソードがちょうど良い長さで

ギュッとまとめられてるので(推定濃度175% ※当社調べ)、

テンポよく読み進められます。

体感としては川西さんがツッコミ多め、

水田さんがボケと屁理屈多めの構成でした。

※水田さんが中学2年の3学期末につくった文集を今改めてみた場面。

「俺も責任感の強い人間やから真面目に書いたけど、自己紹介?

そんなん2年の最初にやっとけよ。これからクラスバラバラになるのにそんなもんすんな。

名前とか住所とか連絡先なんか1年もあったんやけん、知りたい奴には勝手に聞いとけ。

誰にゆうたらええかわからんけんここに書いたけどちゃんと頭使えよ」

〜中略〜 14歳のときにはもう偏屈が仕上がっていたのです。

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』 悲しき14才より抜粋

けー
けー

全くもってお友達になれる気がしません…

それはさておき水田さん、川西さんと

交互に進んでいくのでメリハリがよく読んでて飽きがこない。

しかも文章のテイストが全くちがう。

語り口も水田さんが「ですます調」、川西さんが「口語調(普段使いの言葉)」で、

差別化がしっかりできています。

柔の川西さん、偏の水田さんといったところでしょうか。

面白い話から真面目な話まで幅広く取り揃えてる本書。

読書が苦手な方にもオススメです。

和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。

正直ちょっとここはなーって思ったところ

正直ちょっとここはなーって思ったところ

散々べた褒めしてきましたが、

もちろん「うーん…」ってなったところもあります。

それは冒頭にある撮り下ろしフォトが

そこそこあってやたらキマってること。

というかこんなキメる必要ある?ってくらいキメていらっしゃる(※注 筆者 和牛ファン)。

「コアな女性ファン向けの本なのかなぁ…」と

私は立ち読みしてるとき少し購入をためらってしまいました。

薄い感じの内容だったらイヤですし。

 

との思いは無事杞憂に終わりフタを開けたら

推定濃度175%(当社調べ)の和牛さんの魅力が詰まった神エッセイ。

その障壁さえ乗り越えれば1430円(税込み)で

大いに楽しめる一冊なのでやはりオススメです。

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』 Best Word

語彙力向上ブログなので

流れブタ切りでやらせていただきます。

【 Best Word】そんなん禁じ手やん。コーチ禁じ手使ってるやん。

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』池島ジャガース より抜粋

子供会ソフトボールで女子強豪チームとの

対戦を命じられた際の川西さんの心のさけび。

男子として女子には絶対に負けられない。なんでそんな心ない対戦させるの?

その悲痛な心の声をストレートに現した秀逸な言葉でした。

明日から使ってみましょう。

 

朝から会議ばかりって禁じ手じゃないですか、と(禁じてない)。

笑いあり、屁理屈ありのオススメのエッセイ『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』

  • おもしろい話から真面目な話までバラエティ豊かなエッセイ
  • 和牛さんならではの言葉へのこだわり
  • 脳内再生がハッキリできる表現力・構成力の高さ
  • 読書が苦手な方でもとても読みやすい構成
  • 無駄に撮り下ろしフォトがキマってる
けー
けー

文章でもおもしろいなんてズルいなぁ〜

芸人さんってやっぱり頭いいんだなぁ〜と

書きながら改めて思いました。

読んだ人がエピソードをちゃんと想像できる文章を書けるって

普通にすごい。共感力がずば抜けてる故なのか。

おもしろいだけではなく非常に勉強になった一冊でした。

また読み返したいと思います。

『和牛の一歩ずつ、一歩ずつ。』

といった感じで、

ワドクエでは本のレビューはもちろん

皆さまの語彙力向上に役立つ記事を中心に更新しています。

ぜひご贔屓(ひいき)にして頂けますとこれ幸いです。

 

以上、現場のけーからお送りしました。

ではまた。

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